損益の種類と計算方法(インバース型無期限契約)
10 日前 · 更新日

どの契約の取引においても、参入前に、損益の計算方法を理解することは重要です。損益を正確に計算するために順を追って解説してきます。

 

  1. ポジションの平均参入価格
  2. 未実現損益と未実現損益率
  3. 実現損益

 

1. ポジションの平均参入価格

 

Zoomexでは、インバース型契約(BTCUSD、ETHUSD、EOSUSD、XRPUSD)において、トレーダーが新しい注文を介してポジションの契約数を増減させる度に、平均参入価格AEPが変更されます。

 

例:トレーダーAは、BTCUSD、契約数1,000、参入価格5000ドルのロングポジションを保持しています。1時間後、トレーダーAは、エントリー価格が6,000ドルの際、追加で2,000契約数を購入することにより、ロングポジションを増加させました。 以下に、平均参入価格AEPの式と計算手順を示します。

 

平均参入価格 = 総契約数量 / 総契約価額(BTC)

 

上記の式を使うと:

 

総契約数量

= 1,000 + 2,000

= 3,000

 

総契約価額(BTC)

= (1000 / 5000) + (2000 / 6000)

= 0.53333334 BTC

 

平均参入価格

= (3000 / 0.53333334 BTC)

= 5625.00 USD

 

2. 未実現損益

 

注文が正常に執行されると、ポジションとそのリアルタイムの未実現損益がポジション欄に表示されます。

ポジションの売買方向に応じて、未実現損益を計算するために使用される式は異なります。

 

ロングポジションの場合

 

例:トレーダーBは、契約数1,000、参入価格USD5000のBTCUSDロングポジションを保持しています。取引板で確認できる最終取引価格がUSD 5,500を示している場合、表示される未実現損益は0.01819 BTCになります。

 

未実現損益 = 契約数 x [(1/平均参入価格) - (1/最終取引価格)]

 

= 1,000 x 0.00001819 BTC

= 0.01819 BTC

 

ショートポジションの場合

 

例:トレーダーCは、契約数1,000、参入価格USD5000のBTCUSDショートポジションを保持しています。取引板で確認できる最終取引価格がUSD 4,500を示している場合、表示される未実現損益は0.02223 BTCになります。

 

未実現損益 = 契約数 x [(1/最終取引価格) - (1/平均参入価格)]

 

= 1000 x [ (1 / 4500) - (1 / 5000) ]

= 1,000 x 0.00002223 BTC

= 0.02223 BTC

 

注意点:

 

a) インバース型契約の特性により、損益はUSDではなくコインで決済されます。 USDは、トレーダーの便宜を図るため、主に価格見積もり参照価格として利用されます。

 

b) 未実現損益はその時点での損益見積もりであり、実際の利益または損失を意味するものではありません。

 

c) レバレッジを増やしても、利益/損失が直接増えるわけではありません。利益と損失はポジションサイズと価格の動きによって決まります。

 

・レバレッジが高いほど、必要証拠金は少なくなります。

 

・契約数量が大きいほど、損益は増幅されます。

 

・参入価格と決済価格の差が大きいほど、損益は増幅されます。

 

d) 未実現損益は、初期設定では最終取引価格に基づいて表示されます。未実現損益上にマウスカーソルを合わせると、未実現損益が変更され、マーク価格に基づいて計算された未実現損益が表示されます。

 

e) 未実現損益は、ポジションの参入及び保持している過程でトレーダーが受け取った/支払った可能性のある取引手数料、メイカー報酬、または資金調達手数料は含まれていません。

 

2A) 未実現損益率

 

未実現損益率は基本的に、ポジションの投資収益率(ROI、リターン・オン・インベストメント)をパーセント形式で示しています。 未実現損益と同様に、この数値も最終取引価格の動きによって変動します。 未実現損益率(ROI)の数式は次のとおりです。

 

未実現損益率 = [ 未実現損益 / ポジション証拠金 ] x 100%
ポジション証拠金 = 必要証拠金 + 決済取引のための取引手数料

 

例:トレーダーBは、契約数1,000、参入価格USD5000のロングポジションを保持しています。取引板に表示されている最終取引価格がUSD 5,500を示している場合、表示される未実現損益は0.01819 BTCになります。 。 使用するレバレッジが20倍であると仮定します。

 

以前の計算に基づいて、ポジションの未実現損益は0.01819 BTC

 

必要証拠金=数量/(参入価格xレバレッジ)= 1000 /(5000 x 20)= 0.01 BTC

 

決済取引手数料=(数量/破産価格)x 0.06%=(1000/4762)x 0.06%= 0.0001256 BTC

 

未実現損益率 = [ 0.01819 BTC / ( 0.01 BTC +0.0001256 BTC ) ] x 100% = 179.644%

 

注意点:

 

a) 誤解されている場合があるのですが、レバレッジの増加は損益の増加に影響しません。 ただし、レバレッジの増加はポジション証拠金を下げるため、損益率が増加します。 再び上記トレーダーBを例にとると、レバレッジが20倍、10倍、50倍のいずれであっても、未実現損益は同じままですが、未実現損益率が変動します。

 

・レバレッジ 20x の場合、未実現損益= 0.01819 BTC, 未実現損益率 = 179.644%

 

レバレッジ 10x の場合、未実現損益= 0.01819 BTC, 未実現損益率 = 90.38%

 

レバレッジ 50x の場合、未実現損益= 0.01819 BTC, 未実現損益率 = 440.91%

 

b) クロスマージンモードの場合、ポジション証拠金は特定のコインに設定されているレバレッジに基づいて計算されます。

 

3. 実現損益

 

トレーダーが最終的にポジションを決済すると、損益が実現され、[資産]ページの[実現損益]タブに記録されます。 未実現損の計算方法とはいくつかの大きな違いがあります。 以下は、未実現損益と実現損益の違いをまとめたものです。

 

  未実現損益 実現損益
ポジションの損益(P&L) 含まれる 含まれる
参入取引手数料 含まれない 含まれる
資金調達料 含まれない 含まれる

 

したがって、ポジション全体が完全に解消された場合、解消されたポジションの実現損益を計算する式は次のようになります。

 

実現損益 = ポジションの損益 - 参入取引手数料 - 決済取引手数料 - 資金調達料

 

トレーダーCを例にとると、トレーダーCは、1,000数量、参入価格がUSD 5000のBTCUSDショートポジションを保持しています。取引板内で確認できる最終取引価格がUSD 4,500を示している場合、トレーダーCは、ポジション全体を成行注文で決済することにしました。 トレーダーCは参入取引も成行注文を介してポジションを建て、ポジション保持中には合計0.00005 BTCの資金調達料が支払われたと仮定します。

 

以前の計算に基づいて、ポジションの損益は0.02223 BTCを受け取りました

 

決済取引手数料 = (1000/4500) x 0.06% = 0.00013333 BTC (支払い)

 

参入取引手数料 = (1000 / 5000) x 0.06% = 0.00012 BTC (支払い)

 

合計資金調達料 = 0.00005 BTC (支払い)

 

実現損益 = 0.02223 - 0.00012 - 0.00013333 - 0.00005 = 0.02204667 BTC

 

注意点:

 

a) 上記の例は、参入時、決済時にポジション全体が単一の注文を介して行われた場合です。

 

b) ポジションを部分的に決済した場合、実現損益は、部分的に決済されたポジションの割合に応じてすべての手数料(取引手数料と資金調達料)を比例計算し、比例配分された数値を使用して実現損益を計算します。