取引アカウント における クロスマージンモード は、より高い柔軟性と資本効率を提供します。
ただし、アカウントの 維持証拠金率(MMR) が 100% に達した場合、強制決済が発動され、多大なる損失を被る可能性がある点に注意することが必要です。
トレーダーは 損切注文 を利用してポジションを保護することができますが、MMRが損切注文発動前に臨界点である100%に達してしまう可能性があるため、過度なリスクにさらされるという課題があります。
このような状況に対応し、より包括的なリスク管理を実現するために、Zoomex は取引アカウント向けに MMR決済注文 を導入しました。
このツールを活用することで、トレーダーはアカウントリスクを事前に管理し、暗号資産取引に特有の高いボラティリティに柔軟かつ迅速に対応することが可能となります。
MMR決済の仕組み
アカウントの MMR(維持証拠金率) がポジションに設定されたトリガーMM率に到達すると、そのポジションは 成行注文により、市場で利用可能な最良価格でポジション全体が決済されます。
なお、MMR決済注文 は現在、取引アカウントのクロスマージンモードでのみ対応しており、USDT建ての無期限契約に限定されています。
MMR決済注文を設定する際の重要なポイント:
MMR決済注文は、ポジションを保有後にのみ、ポジションタブから設定できます。
ポジションの部分決済のために MMR決済注文を作成することはできず、1つのポジションにつき1件のMMR決済注文が設定可能です。
システムが、MMR決済注文の実行によってアカウント全体のMMRが上昇すると判断した場合、その注文は拒否されます。
例えば、MMR決済注文により特定のポジションを決済することで他のポジションとのヘッジ関係が解除され、結果的にアカウントリスクが増加するケースがあります。すでにMMR決済注文が存在する場合、マージンモードの切り替えはできません。
事前に設定するトリガーMM率は、現在のアカウントのMMRと90%の間で指定する必要があります。
複数のポジションに対するMMR決済注文が同じトリガー率の設定により同時に発動した場合、事前に定められた決済順序に従って決済が行われます。
複数のMMR決済注文が同時に条件に達した場合(例:BTCUSDTが50%、ETHUSDTが55%)、まずBTCUSDTのMMR決済注文が優先して執行されます。
BTCUSDTポジション決済後、システムはアカウントのMMRがETHUSDTのトリガー条件(55%)を満たしているかを確認します。
MMRが55%を下回った場合、ETHUSDTのMMR決済注文は発動せず、再びMMRが55%に戻るまで保留状態となります。
これにより、MMR決済注文は論理的かつ順序立てて実行されるようになっています。極端な市場変動により、MMRが瞬時に100%急上昇した場合、MMR決済注文が発動せず、強制決済が優先されることがあります。
例えば、トレーダーが90%のトリガー率を設定していても、MMRが89%から100%へ急騰した場合は、強制決済が先に実行されます。
MMR決済注文の設定方法
ポジションタブ内の MMR決済 項目の下にある「追加」をクリックし、希望する トリガーMMR率を設定します。
注意:
ポジションごとの トリガーMMR は、いつでも編集可能です。
MMR決済注文をキャンセル する場合は、「現在の注文」タブから既存のMMR決済注文の詳細を確認し、「キャンセル」をクリックしてください。